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渋野日向子は久々の“キヨキヨ”でパワーアップ、親近感ある宮崎で“集大成”

＜LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 事前情報◇26日◇宮崎CC（宮崎県）◇6535ヤード・パー72）＞
劇的な逆転優勝を挙げた「大王製紙エリエールレディス」から2日。渋野日向子が最終戦の会場に入った。大会を放送する日本テレビのニュース番組の取材を受け、午後1時前にインコースへと飛び出した。
渋野日向子、今週のドレスアップは？【前夜祭写真】
この日は9ホールをじっくりとラウンド。初めての出場ということで、慣れぬコースに対しては警戒心を抱く。「う〜ん。グリーンが…。グリーン周りも難しい」ツアーでは3大会のみのコーライ芝。目がきつく、傾斜も強いグリーンには、「経験ある人が有利かな」とした。それでも、最終戦にかける気持ちは当然強く、「望みはつながった」と逆転での賞金女王戴冠も視野に入れる。
2週前は予選落ちを喫し、弱気になっていた自分に気づいた。先週はピンを攻める気持ちを前面に出し、鈴木愛との真っ向勝負に打ち勝った。ところが、そんな攻めのゴルフだけでは宮崎CC攻略はかなわないと察知。「メリハリをつけて、大人のゴルフができるようになりたいです」と、攻めと守りを織り交ぜたマネジメントで、頂点を目指すことになる。
先週の優勝直後は飛行機に乗れず、四国から九州までフェリー、そして深夜のドライブで宮崎入り。月曜は早朝からテレビ収録をこなし、その後は宮崎のパワースポット、高千穂峡へと赴いた。「絶対に行きたいと思っていた」と、3月の「アクサレディス」には自身の名前にも入る“日向”灘を訪れ、「次は高千穂」と決めていた。「滝も見ましたし、ボートも乗りました。キヨキヨしました」と、清々しいのシブコ語、“キヨキヨ”を使用し、充実した時間を表現した。
「親近期間はあります」と、日向の字を看板で見るたびに思うという、勝負の地。「1年の集大成を見せられるようにしたい」と総仕上げに挑む。最終戦で最高のスマイルを。シンデレラストーリーの最終章がまもなく幕を開ける。（文・高桑均）

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