2020年に東京で開催される「東京五輪 ゴルフ競技」。各国代表選手は、国際ゴルフ連盟(IGF)が発表している世界ランキングを元にした「オリンピックゴルフランキング」に基づき、男女それぞれ60人が出場するが、2月10日に最新のランキングが発表された。
男子は20年6月22日、女子は6月29日付けのランキング15位までの選手に、1国につき4人を限度に出場資格が与えられる。16位以下は1カ国2人を上限として選出される。
男子日本勢では松山英樹(14位)、今平周吾(19位)が出場圏内をキープ。女子では畑岡奈紗(4位)、渋野日向子(11位)、鈴木愛(12位)ら3人が圏内にいる。
激しいチケットの奪い合いとなっている男子米国代表争いに動きがあった。ブルックス・ケプカ(2位)、ジャスティン・トーマス(4位)、ダスティン・ジョンソン(5位)は圏内をキープしたが、米国勢4番手にいたタイガー・ウッズがパトリック・キャントレーとの入れ替わりで圏外に陥落した。
今週の米ツアーは世界トップランカーが集う「ジェネシス招待」。ウッズも大会ホストとして参戦するが、ここで好成績を収めれば、東京五輪出場を大きく引き寄せることになる。もちろんそれはウッズに限らず、ほかの米国選手も同じこと。誰が代表となってもおかしくないハイレベルな争いだが、今大会、そして次週の「WGC-メキシコ選手権」での結果が一つのターニングポイントになりそうだ。
対して、女子のランキング上位に大きな変動はなかった。次週から2週間にわたって開催される予定だった米国女子ツアーがコロナウイルスの影響で開催中止。世界ランキングを意識する選手たちにとっては大きな痛手だが、果たしてこれが五輪争いにどのような影響を及ぼすだろうか。
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