<チャールズ・シュワブ・チャレンジ 2日目◇12日◇コロニアルCC(米テキサス州)◇7209ヤード・パー70>
大会2日目、世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)がトップと2打差の4位タイに浮上した。初日は「68」と平凡なスコアながら、この日は「63」をマーク。初出場のコロニアルCCでリーダーボードを駆け上った。
マキロイはドラコン選手のようなタテの重心移動で飛ばす【連続写真】
「自分の飛距離を考えて、スマートにプレーした。アイアンが冴えて今日は良いチャンスにつけることができた。残り2日もこういうプレーを続けたい」と本人も納得のラウンド。フェイウェイを外す場面もたびたび見られたが、グリーンを外したのは3回だけ。パット数も27と前日の31から大きく向上、好スコアに繋げた。
距離がなく狭いコースで「マキロイ向きではない」という前評判ながらも、ティショットはドライバーを使わないなど、徹底して飛距離の計算をしたゲームプラン。10番からスタートすると13番パー3で5メートルを沈めてバーディ、14番パー4も2メートル弱につけると、17番は1メートルと、アイアンショットが冴え渡った。
折り返した1番パー5は、残り233ヤードから7メートルに2オンさせると、これを沈めてイーグル。勢いに乗って2番、6番、7番とバーディを奪った。最終9番でバーディを奪えばコースレコードタイの「61」が見えたが、ティショットは右に出て木の後ろに。グリーンを狙えず最後はボギーで後退した。
「昨日のラウンドで、このコースと自分のゲームの合わせ方をすごく学んだ。いくら自宅でショットの調整をしても、コースは来ないと分からない。昨日の経験を生かせた」と話す。世界ランキング2位のジョン・ラーム、同5位のダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラーらビッグネームが予選落ちする中で優勝争いに浮上するのはさすが。
「このコースはいつもベストプレーヤーがトップに来る。しっかりと自分のゲームをコントロールしたい」と決勝ラウンドへ自信を見せた。(文・武川玲子=米国在住)
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