<アース・モンダミンカップ 事前情報◇23日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>
18年は22位タイ、そして昨年は予選落ち。決して相性が良いとは言えない大会を前にしても勝みなみの表情は明るい。「すごく楽しみです。いよいよ始まるなという感じです」。ついに迎える国内女子ツアー開幕を前に声も弾む。
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「去年も一昨年もやっていたことが戻ってきたな、と。松田鈴英さんをはじめ、久しぶりに様々なプロとお話しすることができました」と、ようやく戻ってきた“日常”への喜びを語った勝。この長い“オフ”の成果が出ていることも口を滑らかにさせる。
「このオフは一年間戦うための体作りとしてトレーニングをしてきました。私の場合2年連続で夏から秋にかけて体のバランスが崩れていた。そこを改善しようとやってきたのですが、それが結果として飛距離のアップにつながりました」。昨年に比べて、だいたいアイアン1番手は伸びたという。「それだけ短いクラブを持つ機会が増える。去年よりもいいスコアで回れると思う」と手ごたえ十分だ。
今大会の目標に掲げたのは結果ではなく、オフの成果の確認。「ここまでトレーニングを中心にやってきたことが、試合で体がどう動くか一つひとつ確かめたい。結果よりもそこを見ていきたいです」。コロナ対策についても「ソーシャルディスタンスをしっかりとりたい」と話す一方で、「コロナだけでなく熱中症にも気を付けないといけません。水分補給を怠らず、ご飯をしっかり食べて栄養をとっていきたい」と様々な事態に備えて準備をしている。
そのなかでも、いつも通りのプレーを強調する。「ギャラリーの方に見ていただけないのは残念ですが、私たちがゴルフをすることに変わりありません」と無観客でも変に意識することはない。「この試合は調子が良かった記憶がないですが、今はマシなので楽しみです。コースとの相性は悪いとは思っていません。今までは自分の状態がよくない方向に行っていました。今はスイングのキレもあるし疲れもありません。今まで通り楽しみたいと思います」。今季と来季を統合する変則日程となった新たなシーズンにも、勝は変わらず笑顔で臨む。
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