<JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 初日◇9日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城)◇6766ヤード・パー70>
「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」初日の競技が終了し、27歳の堀川未来夢が5連続バーディを含む9バーディ・1ボギーの「62」と爆発。8アンダーで単独トップに立った。
中々ハード…!自宅トレーニングを動画で解説!【堀川未来夢のお家トレーニング】
堀川は昨年の国内メジャー、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で初日から一度もトップを譲らずにツアー初優勝。飛躍の年となった。7カ月にも及ぶ長いオフと自粛期間も何のその。好調をずっとキープしている。
「前半はパットも入ってくれたし、ショットもついてくれた」と6アンダーで折り返した堀川。後半に入っても勢いは衰えず、10番、11番、13番をバーディとし、一時は9アンダーまでスコアを伸ばした。「自分でも今までにない(良い)スタートだなと思ったんですけど、残り5ホールをちょっと意識したのか、少しドタバタしてしまった」と15番で初めてボギーを叩き、8アンダーでホールアウトした。
その好調の裏には「開いた期間をどう過ごすかによって、他の選手と差をつけられるチャンスだなと思った」と自粛期間中の家トレがあった。何を行っていたのか?
「初心に返って、家でできる自重トレーニングと基礎練習ばかりをしていました。パッティングマットで1ヤード、2ヤードのアプローチから始めて、1メートル、2メートルのパッティングをずっとやっていましたね。1年間ずっとツアーで芝の上からやっていると、だんだんアドレスで構えたときにスクエアが分からなくなってくる。家のフローリングを利用して、『ストレート』を自分の体の中に植え付けました」という。
堀川のドライバーショットの特徴といえば、ハンドアップに構えて腕とシャフトをストレートにすること。自粛期間にも磨いた、まさにストレートな構えで、キャディとギャラリーがいない歴史的な一戦で優勝をたぐり寄せる。(文・下村耕平)
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