<全米プロゴルフ選手権 3日目◇8日◇TPC ハーディング・パーク(米国カリフォルニア州)◇7234ヤード・パー70>
首位と8打差からの追い上げを目指したタイガー・ウッズ(米国)は、2バーディ・4ボギーの「72」とスコアを崩し、トータル2オーバー・59位タイで3日目を終えた。
序盤からパーを並べる苦しい展開。8番でボギーが先にくると、後半の11番からは3連続ボギーを喫した。「グリーンが速く見えてなかなか打ち切れなかった」。カップに蹴られるシーンも見られ、フラストレーションがたまったまま終盤に入った。
この日の初バーディは16番の短いパー4だった。ここでようやくスコアを1つ戻すと、最終ホールではピン横1.5メートルにつけてバーディフィニッシュ。「最後の数ホールまで何もうまくいかなかった」と苦いラウンドとなった。
「見た目と実際の違いがあるとどうしても打てない。速そうに見えてそこまでではない。とにかくパットが問題」。今大会は0.75インチ長くしたパターで挑んでいるが、なかなかチャンスをものにすることができていない。
海外メジャー16勝目が期待されたが、上位から大きく差をつけられ最終日へ。それでも「ここから大きな大会が続くので、あすはなんとか通算アンダーパーまで持って行きたい」とモチベーション低下はなし。見せ場をつくってプレーオフシリーズに向かいたい。
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