<アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン 2日目◇14日◇ザ・ルネッサンスクラブ(スコットランド)◇6427ヤード・パー71>
リンクスコースへの苦手意識を明かしていた畑岡奈紗は3バーディ・1ボギーの「69」で回り、トータルイーブンパーの13位タイ。順位を大きく上げて、週末の上位争いに向かう。
畑岡奈紗のドライバースイングはやっぱりスゴイ!【連続写真】
「この2日間は、思っていたより風が吹かなかったり、雨が降らなかったりで、思っていたよりはリンクスという感じは出ていない」と、比較的穏やかなコンディションのなか、苦手意識とは縁遠いナイスプレーを見せた。
前日は12ホールのみの消化で、この日は残りの6ホールと18ホール、合計24ホールをプレー。「ずっとガマンのゴルフで長い1日でした」と振り返ったが、その中でも初日と比べてショットがさえを見せた。
実は第1ラウンドと第2ラウンドのあいだ、わずかな時間で練習場に向かい、ショットでヒントをつかんだ。リンクス特有の硬い地面でプレーするあまり、グリップを握る力が強くなりすぎていたことに気づいた。「セカンドラウンドはそこに気づいて直せたので距離感も安定してきた」と、数多くのチャンスを作り出した。
ショットはピンに絡み、数多くのチャンスにつけながら、「残り30センチで切れて外れたのが3つ、4つありました」と、前半は惜しいシーンが続いた。悔しさをあらわにする場面が多く、前半はすべてパーを並べた。
転機は12番パー4。セカンドをピン右3メートルにつけると、これを沈めて初バーディ。続く13番ではグリーン手前の花道からパターで沈め連続バーディ。とどめは14番。12メートルほどのバーディパットをど真ん中から沈め笑顔がはじけた。「後半1つ入ってから3連続が来たので、いい感じで上がれた」と、最終ホールのボギーにも表情は暗くない。
これで首位とは5打差に浮上。優勝争いのなか週末を迎える。「予選通過というのは1つ目の目標だったので、そこがクリアできたというのはよかった」と控えめに話したが、好調なショットを武器に、バーディ量産で残り2日を駆け抜けたい。
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