米国ミズーリ州のオザークスナショナルGCで行われているPGAツアー・チャンピオンズの「チャールズ・シュワブシリーズ・アット・オザークスナショナル」の2日目。フィル・ミケルソン(米国)は初日の「61」に続き、8バーディ・1ボギーの「64」の好スコアをマーク、トータル17アンダーで2位に4打差をつけて首位をキープした。
前半は5番からの3連続バーディを含む5つのバーディで「31」をマーク、10番はボギーにしたが11、12,14番で伸ばし、後半は「33」と伸ばした。
ティショットを曲げる場面もあったが「パー5でアグレッシブに攻めた」と飛距離を生かした。9番パー5ではティショットを大きく右に曲げて林に打ち込んだが、木の下に電線があったためフリードロップの幸運。松葉の上から“直ドラ”でグリーン手前に運ぶとうまく寄せてバーディを奪った。
“直ドラ”“を使った理由は「ドライバーをじかに打つと自然にカットが打てるから。うまく行ったよ」とご満悦だった。
2日目の平均飛距離は340ヤードで1位。26パットとグリーン上も好調でこちらも出場選手で1位だった。
4打差の2位につけたのはロッド・パンブリング(オーストラリア)とティム・ペトロビック(米国)。ベルンハルト・ランガー(ドイツ)はトータル9アンダーで8位、アーニー・エルス(南アフリカ)はトータル8アンダーで12位と停滞している。
最終日に向けては「気負いすぎないよう気をつけないと。いいショットを打って、パットを沈めて。初日のようなプレーができれば、僕を逆転するのはタフになる。明日はスタートが早いからきょうしっかり調整する。今週の戦いをすごく楽しんでいる」と優勝争いに興奮している。明日はいよいよ最終日を迎える。シニア初優勝なるか!?(文・武川玲子=米国在住)
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