有村智恵、青木瀬令奈、石川遼、時松隆光、宮里優作の5人が設立したトーナメント関係者への支援を目的とした任意団体「トーナメント・プレーヤーズ・ファンデーション」。そのクラウドファンディングの返礼品として用意されている、『選手2名とZOOMで1時間トーク』に渋野日向子も参加することが発表された。
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新型コロナウイルスの影響で経済的損失を受けたトーナメント関係者。キャディや運営スタッフらに何かできることはないかと考えられ、設立されたのが本団体。クラウドファンディングサイトの『READY FOR』で支援を呼びかけ、28日午後6時現在では2500万円の目標に対して約1860万円が集まっており、プロゴルファー主導によるプロジェクトが共感を呼んでいる。
発起人のひとりでもある青木は「お金をもらうだけでなく、返礼品などで共感してくださった方々とひとつになれると思いました」とし、有村は「金額的にこれでよいのかは分かりません。ただ、何かアクションを起こさないといけないと思った。選手が何かやっていると思ってもらえたら」と思いを綴り、ゴルフ界の盛り上げ、支援にはファンの力も必要とした。
この企画は発起人5人のほか、渋野ら37選手も賛同。支援金額によってオリジナルグッズの返礼などがあるが、渋野とオンライン会議ができる権利も用意されることになった。「渋野日向子です。今回このクラウドファンディングで、ZOOMトークに参加させていただくことになりました。よろしくお願いします!」と渋野自身がプロジェクトの公式ページで発表した。
「私たちが試合をできているのは、本当に裏方の皆さんだったり、運営の皆さんだったり、本当にたくさんの人に支えられて試合ができていると思うので、皆さんにお礼をできたらなという思いです」と本プロジェクトへの参加の気持ちを明かした渋野。「去年、たくさんの人に支えてもらえたなというのをかなり感じているので、いつになるか分からないですけれども、ファンの皆さんに目の前で応援してもらえるまでは、自分の中でも頑張ってガマンして、皆さんに会えるのを楽しみに頑張ります」とメッセージを送った。
前週、前々週のスコットランド2連戦では思うような結果を出せずに予選落ち。現在は米国に渡り、9月10日開幕のメジャー大会「ANAインスピレーション」以降の試合に向けて準備を進めている。「コロナで大変な状況の中ですけど、皆さんに笑顔を与えられるようなプレーができるように、しっかり練習に励んで試合で結果が残せるように頑張りたいと思います」と明るい表情で語りかけ、支援を呼びかけた。
なお、支援募集は8月31日(月)午後11:00までとなっている。
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