<ZOZOチャンピオンシップ 2日目◇23日◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073ヤード・パー72>
前日は「68」をマークし日本勢最上位のスタートを切った小平智が、2日目も快調にスコアを伸ばした。ボギーなしの6バーディをマーク。トータル10アンダーまで伸ばし、首位とは4打差の14位タイで週末に入る。
10番スタートの小平は前半のピンチをしのぎながら14番でバーディ。1アンダーで折り返すと、後半に入ると2番でバーディ。4番からは4連続バーディと、一気にリーダーボードを駆け上がった。
「いいパーセーブが何回もできていたので、それで流れに乗れた」。前半を耐えて後半に爆発。1日を通してフェアウェイを外したのは1度だけ。18ホール中15ホールでパーオンも果たすなど、ショットもパッティングも好調そのものだ。
2週前には予選落ちを喫したが、ショットでつかんだ部分があった。「みんなには伝わらないくらいのちょっとしたこと。スイングのイメージ。最初は違和感だったのがこの2週間で固まった」。先週の空き週に練習を重ねいいイメージを体に染みこませ、さっそく結果につなげた。
加えてグリーン上では、フィールド一番のパフォーマンス。パッティングのスコアへの貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングでは出場全選手中1位。「グリーンも日本と似ている。読みやすいし芝目もそんなに強くなく、タッチも合いやすいし、自分に合っているのかなと思う」と、いまのところ死角はない。
「去年は松山が優勝争いしたから今年は僕が、とは思っていないですけど(笑)」。笑いながらも、見据えるのはもちろん優勝争い。「あと2日間、この調子を持続して日本のファンのみなさんにいい報告ができればと思う」。米ツアー挑戦の2年半で苦しんできたうっぷんを晴らすときが来た。
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