<伊藤園レディス 最終日◇15日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
“プラチナ世代”のアマチュア・政田夢乃が、トータルイーブンパー・45位タイで3日間を終えてベストアマチュア賞に輝いた。
ナイスプレー! ボミはホールアウト後にこの笑顔【大会フォト】
北海道出身で2000年7月28日生まれの20歳は、今月2日に行われた今大会のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)をトップ通過し出場権を獲得。これがプロトーナメント9試合目で、ローアマは2017年「ニトリレディス」以来2度目となった。
6人が出場したアマチュア勢で決勝ラウンドにコマを進めたのは、政田と今年の「日本女子オープン」でローアマとなった岩井明愛(あきえ、埼玉栄高3年)。2学年下のライバルに1打差で競り勝ってのベストアマ受賞だったが、「ショットが悪くて、ドライバーがラフへ行って乗らず、寄らずという感じでした」と2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーという、この日のプレー内容には反省も残った。
昨年11月に受験したJLPGA最終プロテストでは、合格に1打及ばず涙をのんだ。ここからは新型コロナウイルスの影響で延期となった2度目のプロテストに向け、「きょうはピン側に外したことでボギー、ダブルボギーにつながってしまいました。ショット力、リカバリー力を上げていきたいです」と実戦のなかで得た課題を鍛えていく。
大会2日目には、同学年ながら今大会で通算3勝目(うちアマで1勝)を挙げた古江彩佳と同組に。古江が勝利した時にはグリーンサイドでその姿も見届けた。先にプロで大活躍を続ける選手のプレーについては「すごいなーという感じでした。パターも入るし、フェード、ドローといろいろな球を打てる」とその差を肌で感じたが、これも今後の糧になりそうだ。
「成長も感じたけど、まだ足りない。勉強になる1週間でした。これまでは全部ピンを狙うだけですけど、コースマネジメントではいい考え方ができたと思います」。ここでの活躍を、今冬のさらなる成長へとつなげていく。(文・間宮輝憲)
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