6バーディ・1ボギーの「67」と伸ばしたブライソン・デシャンボー(米国)は、首位のローリー・マキロイ(英国)らに1打差3位と好スタートを切った。
注目を集めたのは6番パー5(555ヤード)。池をぐるりと取り囲む左ドッグレックで、ティから直接グリーンを狙えばキャリーで340ヤードが必要となる。
練習ラウンドでは数回トライしたデシャンボーだがグリーンには届かず、しかし「風などコンディションが整えば、本番でもトライするかも」とツイートしていた。
10番からスタートした第1ラウンドは前半で2つ伸ばし2アンダーで折り返し。後半に入り4番、5番と連続バーディを奪い勢いに乗って6番ティへ。
今週は1日約5000人のファンがコースへ入場、デシャンボーの1オントライをファンは期待したが、デシャンボーが手にしたのはアイアン…が、これはデシャンボーのジョーク。ドライバーを握り直したが、1オンは狙わずフェアウェイへ。10mに2オンさせると楽々3連続バーディを奪った。
「4番パー5では風はストレートのアゲンスト、少し風向きが変われば6番で1オンがトライできると思ったが…6番は右からのややアゲンストの風で、(1オントライは)難しかった」。
今週のデシャンボーが使用するドライバーは「もう少しコントロールできるようにヘッドを少し重いものに変えている。前のドライバーだったら、きょうは確実に1オンが狙えた」と話す。
それでも、今のドライバーでも風次第。目指すは風速10マイル(16キロ)だ。
「もし明日、もっとフォローの風が吹いたら狙える。今週中にトライできれば」と1オン狙いは諦めない。(武川玲子=米国在住)
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