<Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日◇21日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島)◇6424ヤード・パー72>
渋野日向子の初ホステス大会は、トータル5アンダーで幕を閉じた。最終日はパープレーの「72」。ホールアウト時点で首位と3打差と、優勝争いに食い込むことはできなかった。
持ち越しとなっていた第2ラウンドの2ホールと最終ラウンドの18ホールをプレー。この日は朝から強い風が吹くなか、前半を2バーディ・1ボギーとし後半へ。逆転に望みをつないだが、13番で痛恨のOBでダブルボギーと、上位争いから沈んでいった。それでもスコアを落とすことなく終われたことについては、「収穫が多かった」と話す。
「1日目はいいゴルフができていて、昨日は思うようなゴルフができず、最終日はすごく収穫のある一日。毎試合、いろんな経験をできているけど、今週は得たものがいちばん多い1週間だったと思う」
初日こそ5アンダーとスコアを伸ばしたが、コンディションが厳しくなった2日目、3日目となかなか伸ばすことができなかった。それでも風の強くなった最終日にダブルボギーもありながら、「縦距離を合わせることができた」と、課題としていたアイアンの距離には及第点。「風と友達になりかけてた(笑)」と、表情は明るい。
現在は3年間師事したコーチから離れ、独学中。スイング改造やクラブの勉強など、自身の感覚を研いでいるところ。4月からは「ANAインスピレーション」を皮切りに、米ツアー参戦を表明している。日本での試合は次週の「アクサレディス」がひとまず最後。「来週もまずは予選通過」とした渋野だが、鹿児島から宮崎に移動し、調子を上げて渡米したい。
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