<AIG女子オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850ヤード・パー72>
貫禄のゴルフを見せた笹生優花。初日を1イーグル・3バーディ・1ボギーの4アンダーで回り、首位と1打差の4アンダー・4位タイ発進を決めた。
2番でラフを渡り歩きボギーが先行。それでも、「こんなに難しいゴルフ場でボギーを叩くのは普通だと思うので、そこは深く考えずに、残り15ホールくらいあったので、考えず楽しんでゴルフしていました」と、いつもどおりのスタイルで見事にカムバックした。
5番、6番で連続バーディを奪うと圧巻だったのは11番パー5。2オンを狙った2打目はグリーンをオーバーしたが、下りの難しいアプローチを決めてチップインイーグル。「入ったのはうれしいですけど、長く喜んでいる場合ではなかったので、次という感じでした」と、いたって冷静に後半へと向かった。
14番パー5でもバーディを奪い、難しい終盤のホールもパーでまとめた。「ボギー先行のゴルフだったんですけど、チップインイーグルもあったり、長いバーディパットも入ってくれたり、よかったと思います」と笑顔で1日を振り返った。
先週のスコティッシュ女子オープンで初リンクスながら予選通過。そこで間隔をならし、今週の大舞台に乗り込んだ。この日は風もなく穏やかな天候。「きょうはそんなにすごく難しくもなかったので、風も強くなかったので回りやすかった」。サラッと言いのける余裕もあった。
6月の「全米女子オープン」では畑岡奈紗とのプレーオフを制し海外メジャー制覇を果たしたばかり。「全英女子に出られるありがたさを意識して」と、謙虚さを忘れない20歳。勢いが止まらないメジャー女王の快進撃が、スコットランドでも止まることはなさそうだ。
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