<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日◇17日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6502ヤード・パー72>
プロのトーナメントで何度も優勝争いに加わった岩井ツインズこと明愛・千怜姉妹や、オーガスタ女子アマに出場し“聖地”でもプレーした上野菜々子といった強豪たちを抑えて今年6月のプロテストでトップ合格を果たした佐久間朱莉が、首位と4打差の2アンダー・7位タイと好発進を決めた。
出だしの1番で4メートルを沈めてバーディ発進を決めると、「朝から風が強いという予報だったけど、前半はあまり風がなくて」とトップスタートという順番も味方にいきなり3連続バーディを奪った。折り返しての後半は、雨と風が強くなってきたこともありスコアを崩したが、上がりの18番で4メートルを沈めるバーディ締め。「70で回りたいと思っていた。最後のバーディパットは絶対入れると思って打ちました」と納得のホールアウトとなった。
今大会がプロ3試合目で、デビュー戦は予選落ち、2試合目は34位タイという結果だった。「少しずつ慣れてきました。プロとして戦えることがうれしい。楽しみながらできています」とプロのトーナメントにもなじみつつあり、スコアも徐々に良くなってきているという。
これまでの2試合では、トップ選手たちとのハッキリとした差を感じた。「上位で戦っている選手はパッティングだったり、ショートゲームが上手。そこを上達させないといけないと気づかされました」。小技の精度にレベルアップの必要性を感じている。
一方で「240〜250ヤードくらい」というドライバーショットには、一定の自信がある。今大会は2日目にシーズンでは唯一となるドライビングコンテストが行われるが、それにも早速エントリー。「挑戦という意味で出られたらいいなと思います。目標は260ヤード飛ばしたい」と歴戦の強者たちに混じって腕試しだ。
目下の目標は、年末に行われる来季出場権をかけたQTで上位に入ること。そして来季シードを獲得することだ。「あしたは天気が荒れる予報。フェアウェイに置いてパターでしのいでいくゴルフになると思う。パッティングを調整して臨みたい」。課題に挙げたショートゲームが問われる展開で、こちらもどこまで通用するか挑戦だ。
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