<日本オープン 3日目◇16日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6986ヤード・パー71>
滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で行われている今年の「日本オープン」。プロ105人、アマチュア15人が集うナショナルオープンは、練習場の様子もここまでの試合と少し形式が違っていた。
三上コース、琵琶湖コース、栗東コースの27ホールを擁する本コース。今年はアウトに琵琶湖コース、インに三上コースを使用。使っていない栗東コースの1番ホールをドライビングレンジにしている。
横幅約30ヤード、打席にすると20打席弱。120人がプレーする予選ラウンドは足りないのでは…という心配は無用で、“反対側”からも打ち込めるようになっている。1番ホールのティイングエリア側とグリーン側に打席が用意されていて、奥行きは約400ヤードあるのでドライバーショットも可能だ。
米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の会場として有名なTPCソーグラスも、“対面式”の練習場。トーナメントでは片側しか使わないそうだが、一般では反対側からも打てるようになっている。国内でも一部この方式の一般練習場はあるにはあるが、広大な土地の海外に比べれば、ごくごくわずか。
米国女子ツアー「LPGA KEBハナバンク選手権」の舞台、韓国のスカイ72GCは、360度グルリと打席が設置されている。海外経験のある選手にも聞いてみると、米国では一般のコースでもこの形式はよくあるそう。日本ゴルフ協会(JGA)は、「練習でも色々な風に対応できるようになっている。米国ではある形式なので、こういった形が増えてもおもしろい」と話していたが、海外式のちょっと特殊な練習場も、ナショナルオープンならではになるかも?(文・谷口愛純)
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