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値千金イーグルに“左打ち”バンカーで劇的パー 6ホールで7打差追いつき渡邉彩香が首位浮上

<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇5日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
予選ラウンドを終えて首位に立っていた黄アルム(韓国)が序盤で5連続バーディを奪い、一時独走状態を築いたムービングデー。12番終了時点で2位とは最大7打差がついた。しかし、終わってみれば2位から出た渡邉彩香がトータル10アンダーとして首位タイに浮上。2シーズン連続となる開幕戦優勝へ、最高の位置につけた。
これまでとは一転、前半はショットが荒れて我慢の展開。パターで耐えしのぐなか、同組のアルムは5連続バーディを奪い、一気に突き放される。「幸いまだ3日目。でも、自分のショットがそれどころじゃなく、“アルムさんすごいなー”と思っていました」。絶好調の相手を見つつも、これ以上離されないためにボール位置、体重のかけ方など試行錯誤した。
微調整がようやく花開いたのが13番。「気づいた部分があって、そこからは最後まで良かったですね」と修正に成功すると、アルムが同ホールでのボギーを皮切りに、前半とは別人のようにスコアを落としていく。
そうして迎えた17番。「いい位置に打てた」とティショットをフェアウェイに置き、ピンまで残り100ヤードだった。58度のウェッジで放った2打目はグリーンに着弾すると、カップへ一直線。そのまま収まりショットインイーグルに。「5ヤードくらい転がる想定で、ディボット跡は3〜4ヤード手前にありました。まさに計算通り。完璧な一打でした」。このホールで黄アルム(韓国)はアプローチを寄せられずボギー。首位に追いつく値千金の一打となった。
だが、最終ホールで試練がやってくる。バーディを獲りたい18番パー5。2オンを狙った2打目だったが、ボールはバンカーに。さらにヘリが近いため打つどころか、スタンスもまともにとれない。最悪な状況となった。「バックスイングをあげられなかった。ピンには背中を向けて打つしかないと思った」。
バンカーに着いて早々に、川口淳キャディにはパターで左打ちすることを提案された。だが、渡邉は「(左打ちの)イメージが湧かなくて。ボールのライも凹んでいたり、後ろの芝も気になるし。どうしようかと思った」と困惑気味。ただでさえ慣れない左打ちを、初めてバンカー内でする。悩むのも無理はなかった。
だが、最終的に「長くやっているキャディさんなので“乗ります”」と決断。この3打目で5ヤードほど後ろに動かすと、バンカーショットを3メートルにつけてパーをセーブした。「本当に素晴らしいパーを拾った。きょう一番良かったかな(笑)」と絶体絶命の状況で最高の一打を放って首位を守った。
渡邉は統合シーズンとなった20-21年シーズンの開幕戦「アース・モンダミンカップ」を制しており、今大会も優勝となれば16年テレサ・ルー(台湾)以来の“開幕戦連勝”となる。「優勝を意識する位置。そのなかでも、最初からガツガツしても良くないと言い聞かせて。勝ちたい気持ちのなかで、冷静にその時その時のプレーができるかが大事」。最終日も冷静な状況選択でタイトルをつかみ獲る。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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