<JTBCクラシック 初日◇24日◇アビアラGC(米カリフォルニア州)◇6609ヤード・パー72>
「あとひとつふたつ、伸ばせなかった」と海外メジャー前哨戦ともいえる「JTBCクラシック」で、畑岡奈紗は2アンダー・27位タイで初日を終え、大会を放送するWOWOWの取材に答えた。
10番ホールパー5からスタートした畑岡は、ピン手前約8メートルを沈めてバーディ発進としたが、続く11番パー3のティショットでグリーンをとらえることができず、ボギーとしてしまう。その後も14番打ち下ろしのパー3でピン横5メートルにつけてバーディを奪うも、前半最終の18番パー4の2打目はがグリーンすぐ右にある池へ。「ティショットが思ったほど飛んでいなくて、セカンドショットは5番アイアン。左からの風や、自分がプッシュアウトしてしまって、池につかまった」と悔いが残るミスショット。それでも「ボギーでしのげたのはよかった」とスコアをひとつ落とすにとどめて、イーブンで前半をまとめた。
午前8時からのプレーで「朝露でラフが重くなるので、フェアウェイキープを意識してやっていた」というが、その意識が後半につながる。最終9番ホールでセミラフに入ったものの、後半すべてのホールでフェアウェイをキープすることができた。
しかし5番パー5では、3打目のアプローチをショートして花道に落ち、手前に転がり返される場面も。それでも「2回目のアプローチで、ピンのど真ん中に当たって入ってくれた」とチップインバーディを奪取。もうひとつのパー5、8番でも2オンに成功してバーディを奪い、2アンダーまで伸ばした。
トップのコ・ジンヨン(韓国)とは5打差。「後半はほとんどパーオンをしていたけど、そこを決められなかった。あとひとつふたつ、伸ばせなかったところはそこかな」と、「少し跳ねるのが気になる」ポアナ芝に悩まされた。この日のパット数は「31」。パッティングの調整が、課題として挙げられる。
2日目は午後からのティオフ。「きょうのパッティングはショートしなかったので、引き続き強めに打っていきたい」と19年覇者として強気の姿勢で、上位勢に食らいついていく。
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