きょう5月4日は、米ツアー通算20勝を誇るローリー・マキロイ(北アイルランド)の33回目の誕生日。生涯グランドスラムがかかった今年のマスターズでは、最終日に1イーグル・6バーディ・ボギーなしの「64」をマーク。偉業達成とはならなかったが、最終ホールでバンカーからチップインバーディを奪ってパトロンの大歓声を浴び、2位で大会を終えている。本人は「最高の気分」と、久しぶりのメジャー制覇へ手応えをつかんだようだった。
17歳だった2007年に、世界アマチュアゴルフランキングで1週間首位に立つなど、アマで実績を残して同年9月にプロへ転向。09年に欧州男子ツアー「ドバイ・デザートクラシック」でプロ初勝利を挙げ、自身初のメジャー大会となるマスターズに参戦した(最終20位)。
翌10年から米国男子ツアーに本格参戦し、20歳最後の試合となった「クエイルホロー選手権」で、最終日にコースレコードとなる「62」をマークし、逆転でツアー初優勝。タイガー・ウッズ(米国)が96年に21歳でツアー初優勝した記録を抜く史上最年少での米ツアー優勝だった。
この年の「全英オープン」では初日にコースレコードタイとなる「63」を叩き出すなどして3位タイに入った。11年の「マスターズ」では、最終日を首位でスタートしたものの、「80」と大きくスコアを崩し、15位フィニッシュ。屈辱を味わったが、続く「全米オープン」では、大会新記録となる通算16アンダーでメジャー初優勝を果たした。
12年には、「全米プロ」を制すなど年間4勝をマーク。ルーク・ドナルド(イングランド)に続く、同一シーズンに欧米両ツアーでのダブル賞金王を獲得。14年の「全英オープン」を25歳77日で制し、ジャック・ニクラス(米国)、ウッズに次ぐ史上3番目の若さでメジャー3勝目を飾った。その後も、16年、19年と2度フェデックスカップ年間王者に輝いている。
毎シーズン勝利を挙げているものの、14年の「全米プロ」以来、メジャータイトルから遠ざかっている。生涯グランドスラムへはグリーンジャケットを残すのみ。今年33歳、07年のプロ転向から15年。その時が近づいている。
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