世界一の女子ゴルファーを決める「全米女子オープン」が6月2日に開幕する。今年の舞台は米ノースカロライナ州のパインニードルズ・ロッジ&GC。そこで、編集部“いち推し”のプレーヤーを紹介。今回はメジャー2勝目がかかる渋野日向子。
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3年前の8月。初めての海外試合、初めての米ツアー、それも海外女子メジャーの舞台へとやってきた20歳が世界を虜にした。ウォーバーンGC・マルケスコースで行われた「全英AIG女子オープン」、最後の最後まで笑顔で戦い抜きタイトルをつかんだ渋野日向子に世界中が魅了された。
2度目となる2018年のプロテストに合格してキャリアをスタート。翌年の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初優勝、さらに「資生堂 アネッサ レディス」で2勝目をマーク。先述の全英を挟んで日本4勝、賞金ランキング2位、シーズン最優秀選手賞を獲得するなど19年は飛躍の1年となった。
翌20年には積極的に海外に参戦。12月に行われた「全米女子オープン」では首位で最終日をスタートするも惜しくも4位。スイング改造を経て不振に悩んだが、21年は秋に入り日本で2勝、さらに米ツアーへの出場権をつかむと、今季はメジャー初戦「シェブロン選手権」で4位、翌戦の「ロッテ選手権」で2位と早くも優勝争いを繰り広げている。
ショット力もさることながら、最大の武器は“壁ドン”と称される強気のパッティング。勝負どころでも決して緩むことのないアグレッシブなスタイルで、2年前のリベンジを狙う。
■メジャー戦績
・2019年
全英AIG女子オープン 優勝
・2020年
AIG女子オープン 予選落ち
ANAインスピレーション 51位タイ
KPMG全米女子プロゴルフ選手権 58位タイ
全米女子オープン 4位
・2021年
ANAインスピレーション 予選落ち
全米女子オープン 予選落ち
KPMG全米女子プロ選手権 40位タイ
AIG女子オープン 34位タイ
・2022年
シェブロン選手権 4位タイ
渋野日向子
1998年11月15日生まれ、23歳
岡山県岡山市出身
米ツアー1勝(メジャー1勝) 日本ツアー6勝
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