<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 2日目◇19日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>
予選通過に1打足りなかった。プロとしてツアーデビュー戦となった丸山茂樹の長男・奬王(ショーン)は2バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの「73」でスコアをひとつ落とし、トータルイーブンパーで予選落ちに終わった。
1番のトップ組としてスタートした1日は前半で2バーディ。上位進出もにらんだところで、落とし穴はハーフタン直後に訪れる。10番でボギーを喫すると、11番ではダブルボギー。「ドライバーがあまり真っすぐいかなくて1日中ラフから打っていた感じです。それがスコアが伸びない理由だったかなと思います」とティショットに苦戦し、一気にスコアを落としてしまう。
その後もパー5の13番で取りこぼし、さらには最終18番のパー5でも2オンに成功しながら3パットのパー。ここでバーディを奪っていたなら「確実に通っていたので」と、後悔は尽きない。
「練習でやってきている感じだともっと調子がよかったので、残念といえば残念ですけど、初日は悪い中でも頑張ったので、今日はもったいなかったなと思います」。もっとやれるという手ごたえを感じながらも、詰めの甘さが予選落ちという結果につながってしまった。
初日は1アンダー発進ながらも2日目は「アプローチやロングパットをすることが多かった。試合慣れをして、練習しておかないと」と課題が見つかったのは収穫。いかにスコアをつくるかという点が今後の目指すゴルフとなってくる。
米ツアー3勝を果たしている父と同じ舞台に立つのが最終目標。手首や腰のケガなどを抱えながら、今後もプロとして活動していくショーン。ほろ苦のツアーデビューで経験した悔しさを、これからのプロ生活に生かしていく。
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