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岩井に続け？ 箱根でも“華のルーキーズ”が上位を席巻！　首位の天本ハルカらトップ10に6人ランクイン

＜CAT Ladies　初日◇19日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6638ヤード・パー72＞
先週の軽井沢では昨年6月の最終プロテストに合格した岩井千怜が、“同期一番乗り”でレギュラーツアー優勝をつかみとった。そして箱根に舞台を移した今週も、ルーキーたちが元気だ。
6アンダーでトップに立った3人のなかの一人は、昨年11月のテストに受かった94期生の天本ハルカ。こちらは24歳の黄金世代ルーキーだ。ツアーでも屈指と言われる風が吹くコースということもあり、「あまりガツガツ攻め過ぎないように」と冷静な立ち回り。ここ2週の成績が45位タイ、53位タイだったこともあり、「もう1回基本に戻ってみよう」とテーマを掲げ、1ショット1ショットに集中した結果7つのバーディを奪った。
今季の最高位は「フジサンケイレディス」の13位タイ。まだトップ10入りこそないものの、コンスタントに決勝ラウンドを戦い、リランキング19位で夏場の出場権を確保している。「いいときと悪いときの差が大きいので、安定したい。毎日アンダーで回れるように」と、ここでベスト更新、さらには初優勝を目指して突き進みたい。
1打差の5アンダー・4位タイには2週連続Vを目指す岩井のほか、1993、94年の賞金女王・平瀬真由美をおばに持つ竹田麗央も続く。こちらも天本と同じ94期生。今季の平均飛距離257.46ヤードを誇る19歳の飛ばし屋は、「だいぶツアーに慣れてきた」と、初日6位だった先週に続く活躍ぶりだ。
岩井の優勝も「ジュニア時代から、とてもやさしく接してくれた先輩。私も頑張ろうと思った」と刺激になる。春先は「自信がなかった」と振り切れていなかったクラブも、「上位にいる選手に負けてないと言い聞かせてやっています」と、今はすっかり豪快さを取り戻している。「最終日に伸ばすことが大事になる」。まずは2日目を終え、優勝を狙える位置をキープしたい。
さらに4アンダーの8位グループには、93期生の小倉彩愛、後藤未有、リ・ハナ（韓国）がつけている。実にトップ10に6人が入る初日となった。このほかにも3アンダー・12位タイに尾関彩美悠（94期生）、2アンダー・17位タイには佐久間朱莉、工藤優海（ともに93期生）、佐藤心結（94期生）の姿も。残り2日間で、誰が飛び出してもおかしくはない。
岩井は昨年のテスト合格組で初のレギュラー優勝者になったが、すでに下部のステップ・アップ・ツアーでは93期生がプロテスト後だけで5勝。94期生も3勝と、若い力がその実力の片りんを見せつけている。“華のルーキーズ”による連勝も、十分に考えられる展開となった。
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