<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 最終日◇21日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178ヤード・パー72>
2015年大会の覇者、岩田寛が2度目の優勝カップを掲げた。6バーディ・1ボギーの「67」でプレーし、トータル19アンダー。21年の「中日クラウンズ」以来のツアー4勝目は、自身初の“逃げ切り”で飾った。猛追を見せた大槻智春に1打差に迫られ「しんどかったですね。簡単に勝てるってないなと思いました」と安どした表情を浮かべた。
今季は「中日クラウンズ」で優勝争いの末3位。頂点を逃したが「あれの悔しさとダイヤモンドカップで2位になって、全英オープン出れなくなって、全米オープンの予選でプレーオフで負けて1カ月引きずりました」と振り返る。40代で2勝目を挙げたことを聞かれても意に介さない。
「40越えて勝ち星重ねた人が結構いるので、ビジェイ・シンとか藤田(寛之)さんとか。励みになります。成長できてるのかな。日々上手くなろうとはしてます。年齢は関係ないです。(PGAツアーへの思いもある?)そういうのもありますし、単純にうまくなりたい、もっと飛ばしたいし、もっと寄せたいと毎日思っています」(岩田)
契約フリーの岩田の14本は、タイトリスト、コブラ、キャロウェイ、本間ゴルフ、アキラプロダクツと5メーカーが入り乱れる混成セット。昨年の「中日クラウンズ」優勝時はテーラーメイドのウッドと本間ゴルフのアイアンが中心だったが、同じクラブは3本だけ。大きく様変わりした。
シャフトをサポートする日本シャフトのツアー担当は岩田のクラブについてこう話していた。「元々は弊社の元調子系のプロトタイプを使用してくれていましたが、ウッドシャフトの流れから違和感を感じるようになったと3〜4年前に相談がありました。先が走るウッド用シャフトに合わせて『MODUS3ツアー130』(X)を薦め、それ以来使用してくれております」。
【岩田寛の優勝セッティング】
1W:タイトリストTSi3(10°、Tour AD PT-7X /45インチ)
3W:コブラLTDx LS
5W:キャロウェイROGUE ST◆◆◆
UT:キャロウェイX FORGED UT(21°)
4I〜9I:キャロウェイAPEX MB(N.S.PRO Modus3 Tour130 X)
10I:本間ゴルフTR20 B
W:AKIRAプロトタイプ(52°)
SW:タイトリスト ボーケイSM9(58°)
PT:オデッセイ ホワイト・ホット 2ボールブレード
BALL:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV
【昨年の中日クラウンズ優勝時】
1W:テーラーメイドSIM2 MAX(9.0°Tour AD PT-7X 45.25インチ)
3W:テーラーメイドSIM(15°)
5W:テーラーメイドM2 2016(18°Tour AD PT-8X)
UT:キャロウェイ X FORGED UT(21°)
4I〜10I:本間ゴルフTR20 B
AW:タイトリスト ボーケイSM5(52°)
SW:タイトリスト ボーケイ SM8(58°)
PT:オデッセイ ホワイト・ホット 2ボールブレード
BALL:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV
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