<WGC-ブリヂストン招待 2日目◇3日◇ファイアーストーンCC(7,400ヤード・パー70)>
2アンダー・27位タイと好スタートを切った時松隆光。2日目となった3日(金)は2バーディ・3ボギーの「71」とスコアを1つ落とし、トータル1アンダー・37位タイにつけた。
【連続写真】これが時松隆光が対峙したバッバ・ワトソンの飛ぶスイング
この2日間、同組で回ったバッバ・ワトソン(米国)はトータルイーブンパーの46位タイ。2日間飛距離の差を見せつけられつつも確かにスコアでは勝った。だが、「僕にしては上出来ですが、このままじゃダメだと思ったラウンドでもあった」と時松はいう。
「ワトソンは昨日落としていたのに今日アンダーで回っていたし、トップは11アンダーまで伸ばしている。平均で64、65で回っていると言うこと。そのくらいじゃないと上で戦えない。レベルが違うなと思った」。持ち味の粘りは確かにここまで見せられているが、もっとベースアップが必要だと痛感した。
また、ワトソンのゴルフにはカルチャーショックも。「まっすぐ打つだけがゴルフじゃない、と思いました。見ていて曲げて打った方が簡単そうな時もあった。カップまでのルートをとても色々と使う感じでした」。フェード一辺倒で曲がらずに戦ってきた男にとって、それはまさに“異様”というべき他なかった。
とは言っても、まずは今の自分ができることに全力投球。「明日もう一度60台を出したいですね。ボギーは2つ、3つは出てしまうコースなのでバーディを4つくらい獲りたい。ミドルパットが鍵になると思うので、できるだけ入れられるように頑張りたい」と意気込んだ。
最後に“明日は誰と回りたい?”と聞かれて「みんな自分より上なので誰でもいいです」と語った時松。“DJ(ダスティン・ジョンソン。ツアー屈指の飛ばし屋)は?”と聞かれると、「飛距離系はもういいです!(笑)」とこれまで我慢してきたものが一気にあふれ出た。ただ、同組となったのはこれまた飛距離の出るヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。日本のサムライはどう立ち向かうのか。(文・秋田義和)
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