<北海道meijiカップ 2日目◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,493ヤード・パー72)>
地元・北海道開催で活躍が期待されるも、初日は2オーバー・60位タイと出遅れるかたちとなった小祝さくら。だが2日目は、6バーディ・ノーボギー「66」を記録し、一気にトータル4アンダー・9位タイに浮上を果たした。試合後には「スタート前は、ノーボギーを目指していたので目標がクリアできて良かった。(プロデビュー戦の)昨年大会は予選落ちしてしまったので、“今年も地元大会で落ちるとつらいなぁ”と思っていましたが、予選通過できて良かったです」と語った。
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初日はドライバーショットが曲がり、フェアウェイキープは6度のみ。「今季ここまでの試合のなかでも一番悪いくらいでした」と不安を語っていたが、ラウンド終了後に「フェースのヒール気味に構える傾向と分かり、(打点を)気にするように練習をしたら、今日は全然曲がらなかった。“ちょっとしたことで変化が起きてしまうんだ”ということを学びました」と、悪クセを修正し、好スコアにつなげた。
小祝は、上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩とともに辻村明志コーチに指導を受けるが、海の向こうでは“姉弟子”の比嘉が「全英リコー女子オープン」で優勝争いを繰り広げている。
「本当にすごいなぁと思います。戦う舞台は違いますが、自分もしっかりとついていく気持ちで、真美子さんと一緒に頑張らないといけないな、と思いました」という言葉どおり、刺激になっていることは間違いない。
首位とは7打差と離されてはいるが、北海道勢のなかでは最上位だけに、最終日もギャラリーの声援を受けて戦うことになる。「(声援は)プレッシャーに感じるタイプなので、聞き流して、ゴルフに集中しよう!としています(笑)」と笑ったが、この日同様ノーボギーを目標に、ひとつでも上を目指す。(文・標英俊)
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