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【辻にぃ見聞】福田真未はコーチとの取り組みで進化!ダルダル素振りでインパクトのタイミングが絶妙に

「北海道 meijiカップ」で、ツアー通算2勝目を達成したのは福田真未。2位以下と3打差、トータル11アンダー・単独首位からスタートしたが、競う相手は今季1勝を挙げている申ジエ(韓国)と、3試合前の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」で優勝争いをするなど好調を維持する青木瀬令奈。一切油断はできない展開だったが、トータル15アンダーまでスコアを伸ばし、終わってみれば余裕を持った逃げ切り勝利。福田が勝利できた要因を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に聞いた。
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■初シード入りから年々、ショット不安定も…昨季中盤からコーチとのタッグで進化
2011年にプロ入りし、14年には初シード入りを果たした福田。以降、シード権を保持しているが、、パーオン率は年々低下していた。キャリアハイの賞金ランク27位となった14年は18位(68.0818%)と上位につけたものの、15年同32位(65.0030%)、16年同43位(63.8889%)、17年同73位(61.3290%)と右肩下がり。また17年序盤は「アドレスに入ってから、仕切りなおすシーンを何度も見ました」とドライバーもスランプ傾向であったのでは?と辻村氏は分析する。
福田の転機となっているのは、原江里菜らを指導する森守洋コーチから教えを請うようになった17年中盤だ。福田自身も「北海道 meijiカップ」期間中に「体を使いすぎるのではなく、クラブに仕事をさせる、ことを学びました。スイング中の力感は変化しましたが、クラブの使い方が上手くなっていると思います」と、森コーチとの出会いでスイングが進化しつつあることを語っている。福田は「ショットについては、バックスイングで上半身を脱力することだけを意識している。ダラ〜っていう感じですね(笑)」と気をつけるポイントを説明してくれたが、辻村氏も練習場で”脱力ドリル”を目撃したことがあるとか。
「おもにシャドースイングですが、前傾して、腕をダラ〜と下に垂らし、体をまわすことで腕をあげる動作を繰り返してましたね。初めは妙なことをしているな?と見ていましたが、上半身にまったくリキみがなく、”腕やクラブをやわらかく使って、クラブに仕事をさせ、インパクトでヘッドを効かせる”ためだな、と感じました」
上体に力が入り、腕でクラブを降ろすと、ダウンスイングで手元が先行して、インパクトのタイミングが狂う。そのまま打てば右へ、無理やりフェースを返せば、左へ。タイミングが一定に保てず、出球も左右に散らばってしまう。たが、脱力してシャフトのしなりを生かせれば、インパクトのタイミングは一定になり、ヘッドも走って飛距離が伸びる。福田は「いまが一番飛距離が出ている」と手ごたえを得ているが、”クラブを使えている”ことにほかならない。
「”女子ツアープロあるある”ですが、調子の悪い選手ほど、硬いシャフトを使いたがります。シャフトが必要以上に動くことを嫌がるんです。応急処置にはなりますが、より力の入るスイングになるので、根本的な解決にはならない。調子の良い選手は、”ちょっともの足りないんじゃない?”というシャフトを使っている。練習器具でも、グニャグニャ棒はあっても、カチコチ棒はないですから。『フレックスS』でも十分打てる福田さんが『SR』を挿しているのは、シャフトのしなりを上手く使えている証拠ではないでしょうか」
ドライバーショットだけでなく、すべてのショットでタイミングの取り方が進化。それはパーオン率7位、トータルドライビング19位にあらわれている。
■今季最もスイングが進化した金田久美子に大きな期待
もうひとり「北海道 meijiカップ」の注目選手にあげたいのは、最終日に「65」を叩き出し、今季自己最高の4位に入った金田久美子。辻村氏は、今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」から、「一番スイングが変わったのは金田さん」と語っていた。
「昨年までの金田さんは”ジュニアスイング”でした。ジュニアゴルファーはクラブの重さに体が振られて耐え切れず、ダウインスイングで体の軸が右に傾いてしまう。金田さんも切り返しから右肩がガクっと下に落ちて、ボールを点で捉えてから、起き上がってくる”ギッタンバッコン”の2段スイングでした。本来ならもっと早く矯正すべきですが、彼女が活躍できたのはセンスがズバ抜けていたから。今季はまさにビッグチェンジで、アスリート感が出てきましたね」
金田は、成田美寿々らを指導する南秀樹コーチから教えを受けているが、スイング改造を敢行する上で、フィニッシュから逆算してスイングを構築するドリルを頻繁に行っていた。
「いままでのスイングのゴール地点は”インパクト”でした。当てることがゴールなので、フィニッシュで手をはなすことはざらでしたね。それを変えるため、まずフィニッシュの形を作ってから、アドレスのボジションに戻して打っていく振り込み方をしていました」
ボールポジションもドライバーで体の正面、アイアンでは正面から右足寄りと、右側に置きすぎていた金田だが、すべての番手でボールポジションを2個分ほど左にすることで、 インパクト付近で手元が詰まらずに、スムーズに抜けるようになったという。
「身体の回転がすごくシンプルになりました。福田さんもそうですが、コーチとともに目指すべき姿を見据えて、取り組んできた結果が成績としてあらわれはじめています。金田さんは早々にシード復帰を確定させる位置をキープできるんじゃないでしょうか」
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、比嘉真美子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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