<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇6日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
やはりまだ本調子とはいかないようだ。国内メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の初日。2013年大会の覇者イ・ボミ(韓国)は2バーディを奪うも、4ボギー・1ダブルボギーと精彩を欠き、5オーバー・120位タイと大きく出遅れた。
今週、高校時代から2017年の途中まで教わっていたコーチのチョ・ボムス氏と再びタッグを組む一方で、2013年から約6年間専属キャディを勤めていた清水重憲氏と袂(たもと)を分かったボミ。
心機一転で臨んだ戦いとなったが、出だしの2番でバーディを奪ったものの、4番パー3でティショットを左に曲げてボギー。続く5番でティショットを右に曲げると、「この一発のミスで右に出てからタイミングが合わなくなってしまった。カット気味の当たりで…そこから右も左も怖くなってしまった」と苦しいゴルフとなり、最後まで自信を取り戻すことはできなかった。
「フェアウェイキープは半分、パーオンは9回。データ通りのスコアですね…」と肩を落とす。その中での収穫は最初の3ホール。「3番までのショットの感じは良かった」と月曜日からボムス氏とやってきたショットはできていた。あとはどれだけミスを怖がらずにできるかがカギとなりそうだ。
久々に清水氏がいないラウンドとなったが、それどころではなかった様子。「風向きが難しくて。前のホールがアゲインストで、次が反対側に打つホールなのにまたアゲインストだったり。でも、そもそもショットが悪いからマネジメントをしたくてもできなかった」と話した。
ホールを経るごとに調子を落としたショットに対し、パッティングは尻上がりに調子が戻ってきた。「タッチが合っていませんでしたが、最後ちょっと良くなった。途中までパンチが入ったりしてラインに乗せるのが難しかったです。でも最後ゆっくりストロークをするようになったので、明日もそれで頑張りたい」。予選突破には猛チャージが求められる第2ラウンド。手応えを感じつつあるグリーン上から、浮上のきっかけをつかみたい。(文・秋田義和)
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