<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 3日目◇8日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」は3日目の競技が終了した。今大会は賞金総額2億円、優勝賞金3600万円とツアー最高額とあって賞金女王争いにも大きく影響しそうだ。
【写真】私が賞金ランクNO.1!
今大会で一気に賞金ランクトップに立ちそうなのが、単独首位の申ジエ(韓国)。この日は「71」と1つしか伸ばせなかったが、2位以下に3打差をつけて快走中。このままゴールテープを切ることができれば、鈴木愛が単独2位とならない限り、賞金ランクも頂点へと立つことができる。
ホールアウト後の会見では「明日は賞金女王になるためにとても大事な一日となるでしょう。まだ残りの試合もありますが、女王になるための戦いになると思う」とコメント。勝負師はここがXデーと踏んだ。
一方の鈴木は約2ケ月ぶりの出場ながらも、トータル3アンダー・14位タイと上位で予選突破を果たしたが、ムービングデーでまさかの5パットのトリプルボギー(8番パー5)。トータルイーブンパーの31位タイに後退した。「それ以外はそんなに悪くなかったので久々に腹が立ちました。中々切り替えられなかった。明日は気持ちを切り替えて60台を目指します」。単独2位も厳しい状況となったが、2年連続の女王戴冠へ、少しでも上位でフィニッシュしたいところ。
賞金ランク3位のアン・ソンジュ(韓国)はトータル5アンダー・8位タイ。「今週はパターが入らないですね。アドレスすると速く見えるのですが、重いので合わせられなかった」とグリーン上で苦しんだが、逆に言えば改善さえすればさらに上位が見えてくる。そうなると鈴木との差も縮まり、さらに女王争いが混沌としそうだ。
ランキング4位につけている比嘉真美子は、出だしから3つのバーディを奪ったもののバックナインで苦しみ、「71」と結局1つしか伸ばせず。「調子は1アンダーという結果以上によかったので残念」と唇をかんだ。「残り1日しかない。伸ばすしかないので、バーディを狙っていきたい」と、トータル3アンダー・17位タイから逆襲を狙う最終日。今季最終ラウンドでの平均ストローク1位の強さを見せつけて上位に食い込みたい。
同5位の成田美寿々は、トータル3オーバーとトップ5で唯一の予選落ち。自身のSNSで「2日でショートパット4回外したらそーなるわ。練習。練習。練習。後悔じゃなくて反省!」と綴っている。
果たして首位独走のジエを止める選手は現れるのか。あすは女王の座に向けた、大事な1日となる。
【国内女子賞金ランクトップ5】
1位:鈴木愛 109,205,000円
2位:アン・ソンジュ 99,261,000円
3位:申ジエ 88,514,951円
4位:比嘉真美子 86,702,300円
5位:成田美寿々 81,766,633円
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