<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 初日◇20日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース(7060ヤード・パー71)>
「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」初日。片山晋呉が6バーディ・2ボギーの「67」でラウンド。4アンダー・6位タイと、5月の「関西オープン」以来となる好発進を決めた。
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この日は午後から雨に見舞われ、午後組の選手たちが苦戦する中での好ラウンド。「この難しい武蔵カントリークラブで、午後のほうが難しいと思うのですが、その中でいいプレーができたと思います」と表情は明るい。
約2カ月間のツアー出場自粛後に臨んだ今月の「ISPSハンダマッチプレー選手権」では、「(試合勘が戻るまでに)2カ月はかかると思います」と苦戦も予想していたが、「プロアマ戦のハーフくらいから、とてもよくなった。こんな感じだったなと、久々に思い出しました」と調子を取り戻しつつある。
予選ラウンドで同組となった宮本勝昌の存在も大きかった。茨城県の水城高校、日大ゴルフ部でともに腕を磨いてきた仲だ。「30年以上一緒にやっているから、お互いに褒め合いながらいい刺激になって。僕には非常にプラスに働いてくれたと思います」と旧友とのプレーが奏功した。
さらに、会場の武蔵カントリークラブは思い出のコース。「たぶん高校2年生のときにここで、関東ジュニアで優勝したんですよね。大きな試合では初めて。ひとホールも覚えてないんですけど(笑)。(宮本とは)その頃から一緒だから、“覚えてる”?って話しながら回っていました」と、当時を懐かしみながらのラウンドも、好プレーを引き出した。(文・谷口愛純)
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