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ドライバーはマン振りに限る！？大出瑞月が初シードへラストスパート

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 初日◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)＞
初日を2バーディ・1ボギーの「71」で回り、15位タイでスタートした大出瑞月。実は、2年前の今大会がツアーデビュー戦だった。残念ながら予選を突破できず、翌年も予選落ち。3年目の今年はようやくリベンジができそうだ。
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今季は「ヨネックスレディス」で2位タイ、「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で4位タイに入り、現在賞金ランキング35位（2303万6000円）につけている。初シード確定まであと200万円ほど上乗せしたいところだが、ここ数試合はドライバーショットに悩んでいた。
「それほど曲がるほうではなかったのに、けっこうフェアウェイを外していたんですよね」。その原因は、曲がりを抑えようとするあまり、インパクトでボールにクラブヘッドを合わせていたことにあったという。そのことに気づいたのが、前日だった。
「調子が悪かったから練習場で4箱ぐらい打ち込んだんです。そのうち1箱半はドライバーで打ちました。そのときに、中途半端なスイングよりも、しっかりと振り切ったほうが曲らないんだなと気がついたんです。実際、調子がよかったときのスイングを見なおすと、振り切っていましたからね」。開催コースの利府GCはグリーンが硬いだけに、ボールが止まりにくい。スピンがかかるフェアウェイから打った方が有利なのは間違いない。先週までだったら、思い切って振れなかったが、この日は勇気を持ってドライバーを振り切ったことで、フェアウェイを一度しか外さなかった。
「今は初シードよりも、TOTOジャパンクラシックの出場権を得られる賞金ランキング35位以内（富士通レディース終了時）を目標にしています」という大出。まずは相性の悪かった今大会でしっかりと予選を通過し、賞金をしっかりと上乗せしたいところだ。（文・山西英希）
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