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キム・ハヌルの狙いは日本女子オープン？ いえ、残りの試合すべてです！

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 2日目◇22日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)＞
悪天候の影響でスタート時間が大幅に遅れ、午後5時02分に日没サスペンデッドとなった「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の第2ラウンド。キム・ハヌル（韓国）は4ホールを残した段階で、トータル5アンダーまでスコアを伸ばし、暫定ながらも首位と2打差の5位でこの日を終えた。
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5番パー4でボギーを叩いたものの、8、9番で連続バーディを奪い、前半を1アンダーでターンしたハヌル。後半は11番パー3でもバーディを奪い、首位を射程圏内にとらえてのフィニッシュだ。「今日はバーディパットがすべて3メートルぐらいの距離でした。それだけアイアンショットの調子がよかったですね」と自分のゴルフを分析する。
昨年は賞金ランキング4位だったハヌルだが、今季はここまで賞金ランキング57位とシード圏内にすら入っていない。その原因はアイアンショットの距離感が合わなかったことにあったという。たしかに、昨年のパーオン率は71.6117％だったが、今年は68.3532％と大きく落としている。
この日は雨の影響でドライバーショットのランが出ず、その分、2打目の距離が残ることが多かった。練習ラウンドのときと違う番手で打つことになったが、距離感が戻ってきたことで、グリーンを大きく外すことがなかったという。ショットメーカーだけに、切れ味鋭いアイアンショットが戻れば、自然と上位に顔を出す確率も高くなる。
「明日は22ホールの長丁場ですからね。スタミナが心配です（笑）」と冗談をいえるほど、手応えを感じたのだろう。翌週にはメジャーである「日本女子オープン」も控えている。照準はそこに合わせているのか聞くと、「いえ、来週だけじゃなく、（シーズン最終戦の）LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップまでです」ときっぱり言い切ったハヌル。不調からの全快宣言はそう遠くなさそうだ。（文・山西英希）
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