<日本女子オープンゴルフ選手権 事前情報◇25日◇千葉カントリークラブ野田コース(6,677ヤード・パー72)>
直近2戦連続でトップ10入りと復調の兆しを見せるキム・ハヌル(韓国)が、親友との“再会”でさらなる活躍を期す。
【写真】キム・ハヌルが華麗にドレスアップ!
プロアマが行われたこの日。出場リストに名を連ねていなかったハヌルは、会場に強い雨が降るまでショット、パター練習に時間を割き調整を行った。3週前のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」を13位タイで終えると、続く「マンシングウェアレディース」で6位タイ、さらに先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で4位と上昇気流に乗った状態で、千葉カントリークラブ野田コースに乗り込んだ。
最近の好結果について「メンタルが変わりました。いい感じで試合に入れていると思うことで、いいプレーに繋がっています」とその要因について語るハヌル。プレー面でも「ショットもパターも悪い状態が続きましたが、両方ともようやく安定してきて自信が出ています」と心技ともに手ごたえを感じる日々だ。
そんな気分をさらに盛り上げる理由がこの大会にはある。今回の公式戦には、ユ・ソヨンやチョン・インジ(ともに韓国)ら米国ツアーを主戦場とする母国の選手も多数出場する。「ゴルフのライバルというよりも、みんな親しい仲間。たくさん話もできて、楽しんでいます」と旧交を温めている。
さらに、そのうちの一人で昨年の「全英リコー女子オープン」を制すなど米ツアー7勝を挙げているキム・インキョン(韓国)は、中学校時代の同級生。今大会にも出場するイ・ナリ(韓国)とともにゴルフ部でともに汗を流した仲間だ。この日もショット練習場で隣同士となったハヌルとインキョンは、終始笑顔の会話を楽しんでいた。「(インキョンは)普段アメリカに居るので、久々に会えて元気が出ました。会話の内容ですか?ゴルフとは関係のないプライベートな話です。詳しい内容は秘密です(笑)」とリラックスムードで開幕を迎えられそうだ。
「しっかりとガマンできる選手がいいスコアを出せるコースだと思います。試合が続いているので少し疲れは出ていますが、調子はいいので最後までしっかりとプレーをしたいです」とハヌルは意気込みを示した。先週の大会後には“日本タイトル”の獲得を渇望する言葉も口にしていたスマイル・クイーンが、多くの友が見守る前で完全復活を印象付けるプレーを見せる。
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