<日本女子オープンゴルフ選手権 2日目◇28日◇千葉カントリークラブ野田コース(6,677ヤード・パー72)>
元世界ランキング1位で海外女子メジャー2勝のユ・ソヨン(韓国)が1バーディ・1ボギーの「72」で2日目の競技を終え、依然、優勝争いの中心を突き進んでいる。
スコアを伸ばし損ねたとはいえ、落とすことなく終えた1日を振り返り、「少しフラストレーションがたまりましたが、週末は結果を出せるようにするだけです」と、日本ツアー初優勝に向けて、気持ちは高ぶっている。
今季も米ツアーで1勝。プレーオフで敗れたとはいえ「KPMG女子LPGA選手権」では2位。「全英リコー女子オープン」でも3位と、紛れもなく世界のトップ選手の一人。本大会主催の日本ゴルフ協会(JGA)の特別承認とはいえ、なぜ、ソヨンは2度目の出場をしているのか。本人を直撃してみた。
「元々、今週は米ツアーの試合(サイム・ダービーLPGAマレーシア)がありましたが、残念ながら中止となりました」とまずは納得の理由。さらに続ける。「来週はULインターナショナルクラウンがあります。そこに向けて、万全の状態で臨みたいというのが大きな理由です」。
1カ国4名による8カ国対抗戦の「ULインターナショナルクラウン」に出場が決まっているソヨン。開催は地元韓国で、「国の代表になるというだけでもプレッシャーですが、韓国開催なので余計にプレッシャーがかかります。今も調子がいいですが、そのままの状態で乗り込みたいというのも、今回出場している理由の1つです」。
前回出場した2015年大会では優勝争いに絡むことはできなかったが、「コースセッティングも難しくて素晴らしい。非常にハイレベルな戦いになる試合。こういうコースでプレーすることによって、来週に向けてもいい準備になると思っています。もちろん、優勝したいですね」と、気合十分。残り2日間は、大一番に向けて仕上げの36ホールとなる。(文・高桑均)
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