<アジア・パシフィックアマチュア選手権 初日◇4日◇セントーサGC ニュータンジョンコース(6847ヤード・パー70)>
昨年の「日本アマ」で優勝、ナショナルチームの一員として活躍する大澤和也(日本大4年)にとって、アマチュア最後の戦いが幕を開けた。
9月の国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」では2年連続ローアマに輝いた大澤。プロトーナメントでも活躍を見せているが、「日本のプロツアーとはコースがまったく別物」とため息。本大会のセントーサGC ニュータンジョンコースは、フェアウェイが広いことに加えて、グリーンが硬く中々ボールが止まらない。「球を高くしてスピンをかけないといけない。海外の選手に比べたらパワーがないので、上から落とすことができない」と苦戦しながらも、1アンダー・19位タイと上々の出だしとなった。
大学卒業後は、国内ツアー参戦を目指し、今年はQTに挑戦する予定。「そこが一番大事。これがアマチュアとして最後の試合なので、経験をつめればと思います」と飛躍を目指す。
そんな大澤だが、ラウンド中に手放せないアイテムが日傘。30度超えが当たり前のシンガポールでの暑さ対策かと思いきや、「日焼けしたくないので。もう真っ黒だから(笑)」と、大澤にとっては日焼けも大敵。日本でラウンドする際も日傘は手放せない。一昔前に「ハンカチ王子」や「はにかみ王子」などが流行したが、来年は「日傘王子」で、プロトーナメントにブームをまきおこす…かもしれない。(文・谷口愛純)
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