<アジア・パシフィックアマチュア選手権 初日◇4日◇セントーサGC ニュータンジョンコース(6847ヤード・パー70)>
2年連続で本大会に出場の丸山奨王(カリフォルニア大1年)。この日は前半で1バーディ・1ダブルボギーと1オーバーで折り返したが、後半で巻き返しを見せた。「最後5ホールまではひどかった」とショットの不調に悩まされたが、14番では7mを決めてバーディ奪取。「今日は長いのが入った」とパットに助けられ、後半でスコアを2つ伸ばして1アンダー・19位タイで初日を終えた。
午後組のスタートだった丸山は、前半の8番プレー中、スコールに襲われた。「グリップも滑るし、結構辛かった。準備が甘かったです」と苦戦したが、バッグの中にたまたま入れていたレイングローブが活躍。「監督に怒られるからバッグに入れてたんですが、人生で初めて使いました。意外とよかったです」と、運も味方につけ、9番から新アイテムを使い始めたことも好スコアにつながったようだ。
昨年大会では、2位タイ発進を決めながらも、体調不良のため力を発揮できずに19位タイで終了。今年は、海外の試合を始めて見に来てくれたという祖母が応援にかけつけているため、さらに気合いも入る。「変なプレーは見せられないなと思います。今日は長いパットに救われたけど、毎日そう入るわけはないと思う。もう少し、ショットの精度を上げていきたい」と、残り3日間で飛躍を目指す。(文・谷口愛純)
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