<スタンレーレディス 2日目◇6日◇東名カントリークラブ(6571ヤード・パー72)>
初日を終えて5オーバーの77位タイだった上田桃子。クラブハウス内では「どうした」と心配する声も聞かれていたが、この日は8バーディ・1ボギーの「65」の猛チャージで67人を華麗に抜き去り、一気にトータル2アンダー・10位タイへ浮上した。
【写真】三浦桃香はバンカーショット後にこの表情
「今日はパットが入りました。何かを変えた訳ではないのですが…。長いのが結構入ってくれましたね」と上田。「改めて“パターだなぁ”と。決まってくれると、こうやってスコアが出るんだなと改めて思いました」とショットメーカーがパッティングからリズムを作った。
「パッティングがいいことで、セカンドショットを打つときも“この辺に乗せておけばチャンスだな”とOKのゾーンが広くなる。パターが入らないと、“もっと寄せないとだめ”とピンの近いところしかチャンスではない、と感じてしまうものです。その点、今日は楽にゴルフができました。パターに引っ張られるようにショットも良くなりましたね」
パットが決まるからショットが良くなる。ショットが良くなるからパットも決まりやすくなる。そんな好循環が「65」というスコアを引き出した。
「この位置(77位タイ)からだと、“(予選を突破して)明日プレーできるかな”と思っていたので、明日できてよかった。台風の影響で風が強い予報ですが、風は好きなので吹いて欲しいです」。8月以降の6試合で最高位が28位タイと、この2カ月苦しい戦いが続いていた上田。今日のスコアを起爆剤にして、一気にギアを上げていく。(文・秋田義和)
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