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欧州転戦から帰国、宮里優作が5カ月ぶりの国内決戦で後輩にもまれる？

＜日本オープン 事前情報◇9日◇横浜カントリークラブ（7,257ヤード・パー71）＞
昨年の賞金王がようやく日本ツアーに戻ってきた。欧州ツアーをメインに転戦を続けてきた宮里優作が、5月の「日本プロゴルフ選手権」以来、約5カ月ぶりに国内でのプレーを披露する。

今季は主戦場を欧州に移し、海外を精力的に回った。現在、欧州ツアーの賞金ランキングは101位。上位110位までに与えられる来季シードは「ほぼ大丈夫だと思います」と、最低限の結果をもって、今後は「日本ツアーに出ますよ」と元気に答える。夏以降は思うような結果を残せていないだけに、ここから再び上昇気流に乗って、現在世界ランキング96位の順位を押し上げる構えだ。
夏には腰を痛め、「（移動の）時間によって痛みが出ることがありますが、今では痛みが来そうなときがなんとなく分かるようになりました」と、慣れない長時間移動の繰り返しで、体も悲鳴を上げた。それでも「今は大丈夫です」と万全ではないながら、秋の日本転戦に向けては笑みを見せる。
2週前に帰国し、国内で十分な休みを取ったことも宮里の表情を明るくする。来年も欧州ツアーが中心となるために、ここから国内・秋の陣で活躍を見せたいところ。あさって開幕する「日本オープン」の予選ラウンドでは、先週開催された「アジア・パシフィックアマチュア選手権」優勝で、来年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を勝ち取った金谷拓実（東北福祉大2年）と同組になり、大学の後輩の前で貫禄を見せたいところだが…。
「アマチュアでマスターズに出ることができれば、プロになってから違う。彼はラウンド中のテンションが変わらないし、いい選手。僕は今調子が悪いから、若手にもまれてきます。今は壁になれないから（笑）」と、冗談交じりに話すが、自らはようやく今年初出場がかなったマスターズをはじめ、来年の海外メジャー出場、そして欧州ツアーでの優勝に向けて、ここからギアを上げていく。
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