<日本オープン 初日◇11日◇横浜カントリークラブ(7,257ヤード・パー71)>
ゴルファー日本一を決める「日本オープン」が幕を開けた。日本を代表するトッププロと予選会を勝ち上がってきた選手たち。勢いのある若手アマチュアなど、総勢120名による熱い戦いが神奈川県の横浜カントリークラブで繰り広げられる。
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真の王者を決める大会は、これまで数々の名ドラマを生み出してきたが、昨年は池田勇太がアマチュアの金谷拓実を振り切って2014年に続く大会2勝目を飾った。今年も9月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」で勝利を挙げるなど、夏以降は好調をキープ。初の連覇に視界は良好だ。
その池田を昨年大会、最も苦しめた金谷の存在感も先週からにわかに増している。シンガポールで行われた「アジア・パシフィックアマチュ選手権」では松山英樹以来となる日本人優勝を飾り、来年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を獲得。最高の状態で決戦に乗り込んだ。
「昨年の悔しさがあったからここまでやってこられたし、先週も勝つことができました。優勝を目指したいです」と金谷。アマチュア優勝という偉業に向けて鼻息荒く初日に臨んでいる。
その池田、金谷とともに注目を集めるのは、2年ぶり4回目の出場となるアダム・スコット(オーストラリア)だ。今季は不調にあえいだが、8月の「全米プロゴルフ選手権」で優勝争いのすえに3位。13年マスターズ覇者も「優勝することが、これまでサポートしてくれた日本の皆さんへの恩返しになる」と、日本初優勝に自信を見せる。
昨年の本大会で国内ツアー復帰を果たしてからちょうど1年。復活優勝を目指す石川遼の仕上がり具合も気になるところ。「アイアンの精度がカギとなるコース。今まででアイアンは1番いい」と、こちらも初タイトルをつかみにかかる。
日本一の称号を手にするのはいったい誰なのか。今年の舞台はこれまでの純和風な趣から一転、欧風の装いを匂わせ新展開を予感させる。4日間にわたる過酷な戦いから目が離せなくなりそうだ。
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