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青木瀬令奈が「10年ぶり」のピン型パターで7連続1パット 親友のストロークも参考にバーディ量産 

<富士通レディース 初日◇12日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,675ヤード・パー72)>
2アンダー・13位タイで初日を終えた青木瀬令奈。前半3オーバーと苦しみながら、「覚醒しました」という後半に5バーディ(ノーボギー)を奪う巻き返しもみせ、首位と3打差の位置から2日目を迎える。
【関連写真】親友の成田美寿々とドレス姿で収まる姿はまるで宝塚!?
前半は、左右両端に振られていたピンを意識するがあまり、「行ってはいけない方向に飛んでしまった」と4つのボギーを喫した青木。さらに、「イメージがいい」と話したコースで、チャンスにつけたいという気持ちから「しっかりと振り切ることができなかった」とスコアメイクに苦しんだ。そこで、この流れを変えようと、ハーフターン中は、靴を脱ぎ、サンバイザーも取って髪をほどくなどリラックス。そこで気持ちをリセットし、再びコースへと向かったことが後半のチャージに繋がった。
ただ、そんな前半も「パットだけはよかった」とグリーン上には手ごたえ。それを後押ししたのが、2週前の「日本女子オープン」で投入したオデッセイのピン型パター「オー・ワークス #1W SH」だった。
3週前の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でパットに悔いを残した青木は、たまたま寄ったというゴルフ用品店で、このピン型パターを見つけたという。ゴルフを始めた時は8年ほどピン型を使用していた青木だが、その後はマレット型を長年愛用。実に「10年ぶり」に手にしたピン型に「久々にビビッと来ました」という感覚を抱いた。すぐに同じモノを取り寄せ、長さやインサートを調節しバッグインした。
するとこの日も、「7〜8mがしっかりと入ってくれた」と大活躍。後半の12番からは7連続1パットと勢いづいたまま初日のラウンドを終えることができた。ストロークは普段からピン型を使用する成田美寿々らの動きを見て、「フォローを低く出すイメージ」に。公私ともに仲がいい親友の動きも“参考”にし、新兵器をすっかりと自分のものにした。
「今日の後半みたいなゴルフを続けていきたい」という意気込みで明日に臨む青木。その手に握られた新たな相棒とともに、2日目もバーディをスコアカードに刻んでいく。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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