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河本結 家族の前でステップ新記録・年間4勝目を達成、賞金ランク首位も快走

＜日台交流うどん県レディース 最終日◇14日◇満濃ヒルズカントリークラブ・香川県（6,436ヤード・パー72）＞
ステップ・アップ・ツアー第20戦「日台交流うどん県レディース」最終日。トータル8アンダー・単独首位からスタートした河本結が、トータル11アンダーにスコアを伸ばし、逃げ切り勝利を果たした。
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今季プロテスト合格の同期・脇元華、ステップ賞金女王を争う上原美希と最終組を回った河本。前半こそリードを保っていたが、後半は脇元との抜きつ抜かれつの展開に。12番まで連続パーとなっていた脇元が13番でこの日初バーディを奪うと、14番で連続バーディ。一方、河本が14番でボギーとした時点で両者の順位が入れ替わった。それでも河本は15番パー5で追いつくと、トータル9アンダーで並び、最終18番パー5へ。河本は2オンに成功、脇元も3打目をバーディチャンスに寄せ、グリーンを囲んだギャラリーを盛り立てる。先にイーグルパットを打つのは河本。8mのパットはラインにのり、カップに吸い込まれると豪快なガッツポーズ。脇元のバーディパットをみずに決着をつけた。
「苦しかったです。華ちゃんがすごくいいプレーをしていて、14番で追い抜かれて…でも勝負はここからだ！と思って、残り4ホールで3アンダーを出せた。お互い、いいゴルフをしていて、どちらが勝ってもおかしくない状況。最後のパットはラインを読めていたので、気合でねじ込んだ。それまでの苦しさがガッツポーズとして出ました。昨晩は全然眠れなかった。でもプレッシャーを抱えながらどうプレーするか？を今大会で学べたので、自分にとってすごく成長できた大会だなと思います」
香川開催で、出身地の愛媛は隣県。試合会場にめったに来ない祖父母、父がプロとなってから初めて応援にかけつけたが、両親、祖父母の前で、ステップ記録となる年間4勝目を達成。「今回は母だけじゃなく、父も初めて見にきてくれた。目が見えないおじいちゃんやおばあちゃんも。家族の前で勝てたことは本当にうれしい。いまゴルフできているのは、家族のおかげ。目の前で優勝を見せることができたので、少しは報いることができたかな」。
この勝利でステップでの賞金獲得額は17,877,000円となり、ランク1位を快走。2位以下に約300万円以上の差をつけて最終戦「京都レディース」に臨むが「まだまだ何があるかわからない。目の前の1打に集中するだけ。残り3ラウンドは、自分が今季成長できたステップの舞台での集大成だと思っています。全力でやり切りたい」と気持ちを込めた。

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