<京都レディースオープン 2日目◇18日◇城陽カントリー倶楽部 東コース・京都(6352ヤード・パー72)>
2018年ステップ・アップ・ツアー最終戦「京都レディースオープン」2日目。初日首位タイとなったイ・ナリ(韓国)、アマチュアの古江彩佳が、トータル6アンダーとスコアを落とさず守り、ともに首位をキープした。
ステップが賞金女王が決まる最終戦「京都レディースオープン」LIVEPHOTO
イ・ナリは前半3番で1つ伸ばしたが、終盤に差しかかる15番では3パットで痛恨のボギー。それでも上がり3ホールはしっかりとパーで締めた。最終18番パー4ではティショットを右に打ち出し、2打目はフェアウェイバンカーから。3オンをよぎなくされ、2mのパットを残したが、見事にパーセーブして笑顔を見せた。
試合後は「明日につながると思います。最終日はパー5で攻めの姿勢をもって、イーグルを獲る気持ちでいたいです。ショットも悪くない。でも決めるところで決めないと。切り替えて、明日はしっかり決められるようにしたい。QTも残っているので、いい成績で終わりたい。いまはステップの賞金ランクは16位。(セカンド免除には)優勝しかないですね」と気合を込めた。
兵庫県で開催されている「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」では、引退を発表している“大先輩”カン・スーヨン(韓国)が日本ツアー最終戦を戦っているが…。
「すごい先輩。ゴルフスタイルを考えればまだまだプレーできる!と思って、スーヨンさんにも伝えました。でも自分なりの決め方がありますから。スーヨンさんが頑張って存在感を見せていてくれたから、私たち後輩が“あそこまで出来るんだ!”と考えられるようになった。未来に対して、前向きになれる感覚を頂ける先輩です。私もまだまだこれから!頑張ってみますね(笑)」
2009年に初シードを獲得し、13年にはレギュラーツアー2勝も、17年には賞金ランク59位でシード陥落。30歳を迎えた今季はQTランク57位からスタートし、レギュラー、ステップを転戦するスケジュールで戦ってきた。最終戦で勝利を挙げ、復活への道筋を掴みたい。(文・標英俊)
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