<第20回PGAティーチングプロ選手権大会 ゴルフパートナーカップ2018 事前情報◇24日◇南総カントリークラブ・東コース(6781ヤード・パー72)>
「まさか勝つことができるとは……。運もありました」
婚約者の若松菜々恵さんと優勝カップを掲げる今平周吾
と昨年の同時期を振り返るのは、ディフェンディングチャンピオンの立場として臨む澤口清人(37歳・B級)だ。
最終日、最終18番パー5。ティショットは右サイドの林の中にいったが、リカバリーに成功してパーでまとめ、プレーオフに進出した。そのプレーオフ1ホール目もティショットがトラブルに見舞われながら、3打目を1.5メートルにつけてバーディ。一方の相手はまさかの3パットでパーとし、この瞬間、澤口の初優勝が決まった。
「相手の方は2オンに成功してイーグルの可能性もありましたから、ボクは絶対にバーディをとろうと3打目に臨みました。そして、プレーオフ2ホール目のことを考えていたら、向こうが60センチのバーディパットを外した。今でも信じられない結果でした」
最後まであきらめない執念が実ったわけだが、この初優勝は「教えるプロ」の澤口にとって大きな財産となった。
「主に埼玉県の狭山ゴルフ・クラブでレッスン活動をしています。グリップやアドレスを筆頭に、基本に忠実がボクのモットーですが、自分の教えが証明できて本当にうれしかったですね。実際、レッスンを受ける人も増えましたから。やっぱり、生徒に勝つ姿を見せられるのが一番です」
この優勝で今年の日本プロゴルフ選手権にも出場したが、
「ツアーの出場は初めて。どうなることかと不安だったし、実際に結果は78、74の通算8オーバーで予選落ち(109位タイ)でしたが、やれないことはないと思いました。もちろん今年も頑張りたいです」
連覇、そして再度の日本プロ出場を夢見て今大会に臨む。
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