来季の米国女子ツアー出場権を懸けた「Qシリーズ」2日目。4日間72ホールを2週に分けて2回行われる合計8日間144ホールの戦いで、チェコの妖精、クララ・スピルコバが単独トップに躍り出た。
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初日を2アンダーの2位タイとしたスピルコバは、この日6バーディ・ノーボギーの「66」をマーク。2016年のリオ五輪にも出場経験があり、欧州女子ツアーで活躍する東欧の美女が、米女子ツアーへの切符獲得に前進した。
ファースト、セカンドステージを勝ち抜いて日本から唯一Qシリーズに進出した山口すず夏は、この日「74」とスコアを落とし、トータル7オーバーとしたものの、順位は初日の74位タイから62位タイに上昇。上位45位タイまでに与えられる、来季のレギュラーツアー出場権に向けて残り6日間で挽回を期す。
トータル6アンダー・2位タイに前日首位に立ったアマチュアのジャクリン・リー(カナダ)。今年の国内女子ツアー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に出場したイ・ジョンウン6(韓国)がトータル4アンダーの4位。同じく国内女子ツアーの「センチュリー21レディス」で、日本ツアー初出場、初優勝を飾ったアマチュアのクリスティン・ギルマン(米国)がトータルイーブンパーの7位タイにつけている。タイガー・ウッズ(米国)の姪、シャイアン・ウッズもトータル2オーバー・17位タイの好位置をキープした。
今季のレギュラーツアー賞金ランキング101〜150位、下部のシメトラツアー賞金ランキング11〜30位、ロレックスランキング上位75位までの希望者、全米大学ランキング上位5人のいわゆるシードに加え、ファースト、セカンドステージを勝ち抜いた選手たち、合計102人が熱い戦いに挑んでいるQシリーズ。まずはパインハーストNo.6での72ホールののち、No.7でも72ホール。真の実力を見極めることを目的に新設された8日間のQシリーズ。2日目を終わってアンダーパーはわずか6人の難コンディション。残り6日間の過酷な戦いに注目だ。
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