<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇27日◇ABCゴルフ倶楽部・兵庫県(7217ヤード・パー72)>
2週連続優勝を狙う今平周吾は7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、トータル8アンダー・5位タイに浮上。首位と4打差の位置につけた。
【写真】今平のフィアンセ、美人キャディのスマイル
この日のハイライトは18番パー5。セカンドショットがビーチバンカーに落ち、ボールは半分水につかった状態に。今平はピンまで約30ヤードのこのショットを1mにつけバーディ締め。アマチュアならば寄せることは困難な状況だが、今平はこのショットを振り返り、「そんなに難しいものじゃなかったです」とさらりと話した。
プロでもない限り、ウォーターショットを打つ機会は少ないだろうが、その打ち方を聞いてみると…。
「バンカーと同じです。フェースを開いて、ボールの後ろに上からドンと落とします。水とボールを一緒に出すように。距離は30ヤードでしたが、水の抵抗を考えて50ヤードぐらい打つイメージでした」
一昨年の練習ラウンドで一回試したそうだが、ウォーターショットは約2年ぶり。「そのときのことを思い出しながら…」といいながらも、きっちりと寄せる技量は、さすが現在賞金ランキング1位を走る選手といったところだ。なお使用クラブは2本バッグに入れる60度のウェッジで、スピンが入るものだった。
そんな今平は、今大会のプロアマ日に“珍事”に見舞われた。それが、「ヘビに3回遭遇した」というもの。ヘビは古くから日本では水神のつかいとしてまつられたりもしている。最後のウォーターショットは水神の加護?ということはないだろうが、このできごとを縁起ものとしてとらえている。
これで逆転圏内に浮上。賞金王争いを有利なものとするためにも、ここでの今季2勝目は大きい。ちなみに、ヘビは金運を上げる縁起物として抜け殻を財布に入れたりもするが…、その効果は、果たして?(文・間宮輝憲)
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