最新ゴルフニュース

運命のバトンタッチ！？松田鈴英と上田桃子のTOTOジャパンクラシックでの奇跡の邂逅

＜TOTOジャパンクラシック 事前情報◇30日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県（6,659ヤード・パー72）＞
11月2日（金）から滋賀県の瀬田ゴルフコース 北コースで開催される「TOTOジャパンクラシック」。唯一の地元・滋賀出身者として初出場する松田鈴英には、今大会で忘れられない思い出がある。
前夜祭ではスカートタイプのドレス姿を披露した松田鈴英＜大会ライブフォト＞
それは2007年の出来事だった。ゴルフを始めたばかりの松田は「せっかく海外の選手も来ているのだから見に行こう」と家族旅行も兼ねて賢島へ。今考えればこれが運命の始まりだったのかもしれない。
観戦に訪れたのは最終日。早速めったに見られない場面に遭遇する。7番ホールで上田桃子が2打目を放つのを見ているのと、グリーンから「入った」の声が。いきなり今なお語り草となっているアルバトロスを目撃したのである。
そして運命の時。18番グリーンで優勝の瞬間を見守っていた松田の方向に、ウイニングパットを決めた上田が、なんとまさにカップインしたばかりのボールを投げ込んできた。当然多くのギャラリーが群がりもみくちゃとなったが、松田はそれを意地でつかむと離さず。「本当にうれしかったです」と今なおリビングに飾っているという宝物をゲットした。
投げた側と受け取った側。2人がついに選手として、同じ大会で相まみえることとなったのである。まるでブーケトスのようだ。その瞬間を見ていた父・直樹さんも「運命のようですね」と笑顔を見せる。ちなみに上田は当然ボールを受け取ったのが松田ということは知らず、「投げたことは覚えていますが、そこからは覚えていないです。（松田が受け取ったと聞いて）めちゃくちゃうれしいですね」とこちらも“まさか”という表情を見せつつ、顔をほころばせた。
「今週は地元で、たくさんの方が応援にきてくださるので頑張りたいと思います」と大事な戦いに意気込む松田。受け取った思いを力に変えて上田に続く日本勢勝利をつかみ、次なる選手へとバトンタッチをして欲しい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>