<三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇6日◇太平洋クラブ御殿場コース・静岡県(7,262ヤード・パー70)>
“東北福祉大出身”と聞いて真っ先に思い浮かぶのが松山英樹だが、その背中を順調に追いかけているのが、現在同大学2年の金谷拓実だ。
大学の先輩・宮里優作&松山英樹はリラックスムードで練ラン【大会フォトギャラリー】
松山は大学2年の2011年に「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」で連覇を達成。さらに、同年の今大会でアマチュア優勝を果たしている。金谷もその轍を進むかのごとく、今年10月のアジア・アマで優勝を決めて御殿場に乗り込んできた。
日曜日に会場入りし、昨日、今日と合わせて2ラウンドを敢行。松山が監修として携わったコースは「必死にやらないと厳しいと思います。目標スコアはともかく、1打1打しっかりやりたいです」と先輩の意思が通う会場を入念にチェックした。
本番に向けて調整を積むなか、この日発表された予選ラウンドの組み合わせでは、まさかの松山と同組に。昨年賞金王の宮里優作も加えて、“東北福祉大”出身を代表する面々との最注目組に組み込まれた。「松山さんと試合でまわるのは初めてです。2人を見てしっかり勉強しながら、自分のベストをつくして頑張りたいです」と、緊張と楽しみな気持ちが入り交じる。
11年に松山がアマチュア優勝を決めた当時、金谷はまだ中学生。「18番ですごいショットを打ったのを覚えています」と、劇的勝利がよみがえる。そのシーンとは、松山が後続の谷口徹に1打差をつけるトップで迎えた最終18番・パー5のこと。先に2mのイーグルチャンスにつけた谷口に対し、松山は2打目をピンそば約50cmにつけてイーグル奪取。ベテラン相手に見せた圧巻のプレーが、今でも印象に残っている。当時の松山と同じ年齢で、同じ舞台に立つ。今年は金谷が、“東北福祉大”の代表選手として、その名をとどろかせる番だ。
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