<大王製紙エリエールレディスオープン 事前情報◇12日◇エリエールゴルフクラブ松山(6525ヤード・パー72)>
今年最後の3日間大会「伊藤園レディス」が終了。国内女子ツアーは残すところ2試合となったが、今週は愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山を舞台に、「大王製紙エリエールレディス」が15日(木)から4日間の日程で開催される。
タイの夕日に照らされて… イ・ボミの私服姿をあらゆる角度から【写真館】
ツアーもクライマックスを迎え、気になるのは賞金女王争い。先週の結果により、賞金ランク1位を走るアン・ソンジュ(韓国)の女王戴冠が濃厚とはいえ、同2位の申ジエ(韓国)だけにはわずかながら逆転の目が残されている。
今大会でソンジュが単独6位以内に入ると、ジエの結果にかかわらず女王が確定。また、ジエは残り2戦2勝が戴冠への最低条件と厳しい状況に追い込まれている。ディフェンディングチャンピオンとして挑むジエだが、土俵際に立たされた今、好相性大会で大どんでん返しへのシナリオを描けるか。
また、し烈を極めるシード権争いにも注目だ。来週のツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場できる選手は、今季ツアー優勝者、賞金ランキング25位以上などに限られるため、今大会が事実上の賞金シード決定戦となる。
木戸愛、大城さつき、藤田さいき、笠りつ子、渡邉彩香ら現シード選手に加え、一ノ瀬優希、金田久美子、原江里菜らシード復帰を狙う選手達が当落線上でしのぎを削る。女王レースにシード争い、最終戦への出場権を争う大一番。今年も愛媛の地でドラマが誕生する。
また、現在賞金ランク84位(約830万円)に沈んでいるイ・ボミ(韓国)は、2016年賞金女王、同年のメルセデスランキング1位の資格(翌年より3年間)により来年までの出場権を持つものの、今大会の結果次第では賞金シード権を失うことになる。先週には今季初の2日連続60台をマークするなど復活の兆しを見せているが、15年に年間7勝目を挙げた地でこちらも大逆転劇を起こせるか。
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