<ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇14日◇フェニックスカントリークラブ・宮崎県(7027ヤード・パー71)>
ジャンボ尾崎以来の大会3連覇に挑むのがブルックス・ケプカ(米国)。今シーズンは「全米オープン」を連覇。「全米プロゴルフ選手権」でメジャー3勝目を飾り、先月韓国で開催された米国男子ツアーでも優勝を果たし、世界ランキング1位に上り詰めた。一度ジャスティン・ローズ(イングランド)に抜かれたものの、キャリアハイのシーズンを送っている。
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「大好きで戻ってくるのが楽しみ」という宮崎で偉業に挑戦するが、「大会が終わったときに、ジャンボさんの記録に並んでいたらいいね」と、サラッと言い放ち、3連覇への自信をのぞかせた。
今年はケガで出遅れたが見事に復調。持ち前のパワーに加え正確無比なアイアンショットに取りこぼしのないショートゲームもさえ渡る。「どの大会でも優勝を目指してティアップしている」と、目指すは優勝のみ。余裕すら感じさせる。
世界ランキング1位で出場するのは2006年のタイガー・ウッズ(米国)以来。当時のウッズも大会3連覇を目指したが、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)に阻まれた。ケプカ優勝を誰が阻止するのかにも注目が集まりそうだ。
そんなケプカだが、大会2連覇で獲得した宮崎牛一頭の副賞は「まだ自宅の冷凍庫にあるよ。家に4つ。アイスクリームを入れる場所もないし、もう一個買うのもどうかな(笑)」とぜいたくな悩みを抱える。それでも、もう1頭ゲットに鼻息は荒い。
ちなみに米国でパーティを開いたりバーベキューをするときは、コックに宮崎牛を調理させ、親友のダスティン・ジョンソン(米国)らと舌鼓を打つほど、宮崎ビーフのとりこ。本大会会場のフェニックスカントリークラブのプレーヤーズレストランでは、2年連続優勝し、食事をする際に必ず座るテーブルに「ケプカ用」のプレートまで貼られている。
毎度この専用テーブルでお気に入りの牛丼を食べるのが、ケプカのルーティンとなっているが、今回も勝利のビーフボウルとなるか。まずは初日の滑り出しで、3連覇を近づけたい。(文・高桑均)
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