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原江里菜は逆転シードへ8位発進“友人からの助言”がお守りに

＜大王製紙エリエールレディスオープン 初日◇15日◇エリエールゴルフクラブ松山（6525ヤード・パー72）＞
賞金ランキング57位から逆転でのシード獲得を目指す原江里菜。緊張の初日だったが、4バーディ・1ボギーの「69」と3アンダー・8位タイ。「かなり上出来だったと思います」と合格点をつけた。

「ショットのフィーリングは良くない」という状態の中で粘りを見せられたのは友人からの助言だった。正直に話せば現状のシード争いは「すごく憂鬱」と言うほかない。加えてミスすれば「こんだけやってきたのにやっぱりミスする、と裏切られた気分になる」と自分が嫌になる。そんなことをゴルフのことをよく相談するという友人に話すと、次のように諭された。
「そうやって“裏切られた”って思うこと自体が、自分を突き放していることになる。それじゃあ集中できないし、いいプレーができない。そういう時は“たまたま上手くいかなかった”と思って自分を信じてやりなさい」
友の言葉を胸に臨むと、いきなり効果が現れた。この日も先にボギーがきたが、「“今はたまたまできなかっただけ”と自分に言い聞かせてできました。ショットの状態は良くないけど、我慢して我慢してスコアを作った一日でした。今日はかなり集中できたと思います」。いつもなら苛立つミスにも冷静に対処して、18ホールを回りきることができた。
賞金シード獲得となる50位に入るためには最低単独8位以上に入ることが条件。当然そこを目指すが、「リアルな目標」と見据えるのは前半戦出場権が与えられる55位以内。「少しでも上位で、という気持ちでやっていきたいと思います」。明日からも“友人からの助言”がお守りに、1打1打自分を信じてやっていく。（文・秋田義和）
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