<カシオワールドオープン 初日◇22日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>
カシオ計算機株式会社が主催する「カシオワールドオープン」に所属のホストプロとして出場している石川遼。そんな石川が契約プロにも関わらず今大会に出場しなかったのは2年前のこと。今年の6月18日に逝去したカシオ計算機の樫尾和雄前会長の後押しを受けて、松山英樹と組んで「ISPSハンダワールドカップ・オブ・ゴルフ」に出場したからだ。
前回のW杯でガッチリと握手をかわす松山英樹と石川遼
2年後の今年も11月22日(木)からW杯が開催。日本代表は谷原秀人と小平智。石川が出場した16年からルールは若干変更があり、今年は第1・3ラウンドではフォアボール(ベストボール)形式、第2・4ラウンドではフォアサム(オルタネートショット)形式となった。フォアボール形式の初日を終えて、日本代表は6アンダー・13位タイにつけている。
「カシオワールドオープン」第1ラウンドを終え、日本代表の結果を聞いた石川は…
「フォアボールだと“10アンダー目指して”という感じでしたが、フォアサムだと我慢の展開になる。フォアボールは当然みんなスコアがでる。僕が出たときは最終日フォアボール形式で“10アンダー以上出すぞ”みたいな感じで意気込んでスタートしましたが、出せなくて“悔しいね”となったのを覚えています。また、フォアサムになると一気に難しくなりますね。ボールも自分のボールじゃないものを使うかもしれないし、どっちにしてもいつものプレーとはリズムが変わる。新鮮さがあって僕は楽しかったですね」と懐かしむように語った。
話しているうちに興味がどんどん沸いてきたのか「生で見られたらみたいけど…」。とはいえ、自身は最終戦「JTカップ」への滑り込み出場へ向けて戦う立場。「今年はこっち(高知)でプレーしているので。いまは自分のゴルフに集中します」と意気込んだ。
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